2012年01月28日

ブロッコリーゴパン

野菜ファインパウダー」という、国産野菜100%のパウダー、皆様ご存知でしょうか?
サイトの解説によると、

特殊な機械(ジェット気流式粉砕機)によって、低温のまま、栄養価を損わずに超微粉砕にしたものです。
その粒子はおよそ10μm(ミクロン)。1/100mmです。

おお〜。興味深い解説でございます。
さらに、紫イモやかぼちゃなどのパウダーはよくみかけますが、こちらには、
明日葉、ブロッコリー、ごぼう、黒米など、変わり種が色々あります。
人参パウダーなんて、この鮮やかさ!!→野菜畑ブログの比較実験

ほうれんそうパウダーの場合で見ると、たとえばティースプーン1杯のパウダーでほうれんそう1株分をまるっと食せるわけなんですね。
これは野菜嫌いの子供を持つお母様方、必見ですよ!!!

そんなわけで、個人的に一番気になっていた「ブロッコリーパウダー」を使ってゴパンを焼いてみました。
(※今回は初回実験のため、小麦ゼロではなく、グルテン入りゴパンです)

120128_blocoly_gopan.jpg

いやいやー、これいいっす。
混ぜるだけでこんなんできちゃいました。
一見ほうれんそうパンに見えますが、ちゃいますよ、「ブロッコリーパン」です。
ブロッコリー生地のパンなんて、はじめてお目にかかりましたよ!!
しかもお米のパン、ゴパンですから〜。
オリジナリティ満載ですね〜。でも混ぜただけ〜。

焼きに入った頃からお部屋にブロッコリー茹でてる匂いが漂ってきます。
焼き立ての香りもブロッコリー。
その香りがいい香りかどうかは関係ございませんっ!
しっかりとブロッコリーの味と香りがするパンができたということが成功なのでございます。

【ブロッコリーゴパン レシピ】
メーカー推奨の基本のお米パンレシピに水をプラス10g。
自動投入ケースに、ブロッコリーパウダー6gをプラス。
あとはGOPANにおまかせ。以上です。

手元にはあと、黒米、明日葉、小松菜、ごぼう、もありますので、これらの結果も随時報告したいと思います。
「小麦ゼロ・黒米入り」はどうやっても食感の許せるレベルのものができなかったのですが、もしかしたらこの黒米パウダーならなんとかなるかも?と淡い期待。
こちらの結果はまた後日・・・・。

posted by 多森サクミ at 16:38| Comment(0) | アレンジレシピ

2011年10月10日

白神こだま酵母で、小麦ゼロ・ゴパン


 おかげさまで、今月無事発売となりました、
 ← GOPANで「小麦ゼロ」のふんわりパン。

 昨日近所の本屋に行ってみたところ、きゃあ。
 平積みされているー!


111010_bookStore.jpg

あまりにもマニアックな内容なので、本屋さんに並ぶのは厳しいかなと正直思っていたのですが、うれしかったです。
ありがとうございます。

さて、本の中では、「基本の小麦ゼロパン」ということで、冒頭で以下の食パンのレシピを載せています。

1、基本の小麦ゼロのお米パン
2、上新粉でよりふんわり作る 小麦ゼロのお米パン
3、白神こだま酵母で作る 小麦ゼロのお米パン

の3種。

1は、上新粉ではなく「製菓用米粉」を使ってふんわり作るレシピ。
2は、製菓用米粉が手に入らない人のために、スーパーで入手しやすい「上新粉」と「コーンスターチ」を使ってふんわり作るレシピ。
3は、白神こだま酵母で、手軽に酵母を変えて楽しむためのレシピ。

こだま酵母の場合、通常のドライイーストに比べて発酵がゆっくりです。
予備発酵させて酵母を活性化し、途中で加える方法も試しましたが、投入に合わせて酵母を準備するのは緻密な計算が必要になり、毎日作るには現実的ではありません。

本では、通常のドライイーストと同様に、自動投入ケースに米粉と一緒に酵母をセットする方法にしました。

0619_kodama.jpg

こだま酵母で作ってみたいという方、写真のとおり、こだま酵母をそのまま7g、自動投入ケースに入れて作ってみてください。
ふんわりさせたい場合は製菓用米粉(マイベイクフラワー、リファリーヌ、共立食品米の粉)で。

高さはあまり出ませんが、こだま酵母の香り満載のおいしいパンができます。
高さが欲しい、という場合は、いつもよりすこーしだけ水温を上げてみるといいかもしれません。
(真冬の場合はけっこう思い切って温度を上げていいような気がしますが。このへんはまだ真冬に作ったことがないため、断言できず、すいません)

暑くも寒くもないこの季節。
ゴパンを仕込むには、絶好のタイミングです〜。

posted by 多森サクミ at 17:27| Comment(4) | ふんわりのコツ

2011年09月30日

オーブンで成型パンは難しい

無事発売までこぎつけましたレシピ本、
GOPANで「小麦ゼロ」のふんわりパン
ですが、成型パンのレシピもいくつかあります。

イングリッシュマフィン
プレーンベーグル・よもぎベーグル
豚高菜お焼きパン
酒蒸しまんじゅう
黒糖甘納豆蒸しパン

です。
実はこれら全部、オーブン使ってません。

0515_EngMafin1.jpg
(↑※試作中のものです)

まずはゴパン付属のCookbookを元にトライ。うまくいかないので、配合を変えたり、材料を変えたり、ホイルをかぶせたり、温度を変えたり、発酵の加減を変えたり、もろもろトライしました。
でも我が家の一般家庭向け代表のようなオーブンでは許せるレベルのものはできませんでした。

で、もうオーブンはあきらめました。

時々作っていた、米粉100%のフライパンで作るイングリッシュマフィンのレシピを元に、GOPANでの配合を調整。
無事納得のいくものになりました。
こちら間にあんこはさんだら平焼きアンパンになるし、色々応用可能です。
私の中では「基本の成型パン」という位置づけです。

そして蒸しパン。
Cookbookのレシピでやってみましたが(あのレシピ発酵なしでいきなり蒸すんですよね。あれでいいんですかね?)、驚くほどのまずい仕上がり。
ふくらまない!!
発酵させてからやってみてもだめ。
上新粉を米粉に替えてもだめ。
で、ふと気がつきました。
あれ?蒸しパンだったら、イーストじゃなくてベーキングパウダーでいいじゃん。

ということで、ベーキングパウダーで作ったら問題が解決いたしました。
ふんわり度アップさせるために、コーンスターチを配合したり色々しています。
そうなんです。そんなわけで、酒蒸しまんじゅうはこの中では一番試作しまくりました。
いや〜。思えば試作で酔っ払ったなー。
酒粕も日本酒も結構入ってるんですよね。

0424_yomogiBagle2.jpg

↑これは試作中のよもぎベーグルですが、これなんかは「レンジでチン」です。
かなりあっという間にできちゃいます。

小麦ゼロ生地コースを使ったレシピには、「お米のガレット」もあります。
米粉ではこんな感じで作ってましたが、これをゴパンを使って「米から」作ります。
っていっても、ちょー簡単。

そんな感じで成型パンのせてます。
食パンレシピについても、また次回紹介していきたいと思います。

posted by 多森サクミ at 00:18| Comment(0) | 本について