2013年05月18日

大幅改良されたGOPAN最新機種SD-RBM1001で、多森著書から「基本の小麦ゼロのお米パン」を焼いてみた。


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お待たせしました。

多森のGOPAN本のレシピは新機種で使えるのか?検証シリーズ 第2弾!!

さっそくお伝えしたいと思います。

今年の3月にリリースされたリニューアル「GOPAN」。
図体も音もちっちゃくなって、パンももっと膨らむようになって目覚ましい進歩を遂げました。
(※性能の向上っぷりは、GOPAN公式サイトをどうぞ。




ところが、この改良とともに、なんと「小麦ゼロお米パン」の配合が旧機種から大幅に変更されたことは前回のレポートでお伝えした通り。

このままでは、あんなに苦労して1つ1つのレシピを作りあげた本。
これ↓



が新機種から使えなくなってしまうー!!
これからゴパンデビューする方達の役に立たなくなるかもなんて・・・。
そ、それは悲しすぎるっ!!!

ということで、今日は、この本の冒頭で紹介しているレシピ、

「基本の小麦ゼロのお米パン」を無理やり作ってみたらどうなるか?

の検証をしてみました。

新機種と旧機種の配合の違いはこのような感じ。

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対する多森著書の基本パンレシピの配合は、
-----------------------------
白米 320g+水=640g
砂糖 27g
塩 7g
菜種油 12g
米粉 80g
ドライイースト 5g
-----------------------------
と、かなり違います。

ですが、無理やりこの配合で焼いてみるしかありません。

問題なのは、前回レポでお伝えした通り、新しい「グルテン・イースト容器」。
これが、米粉60g入れたら満タンで、米粉80gのレシピではあふれてしまうわけです。
入りきらない20g。どうすれば・・・・。

そこでタモリ、考えました。



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米と一緒に入れちゃったらいいんじゃん?

出た、THE 安易!!!

もう1点気になったのが、取説に何度も出てくる

「オリーブオイル以外の油ではうまくできないことがあります」

の文言。

これも祈るような気持ちで、あえて本のレシピに合わせて菜種油を使いました。

さあ、ドキドキでございます。
うまく焼けたのでしょうか!!??

結果は見事、


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焼けました〜っ!!!!!

しかもこの釜伸び。
パンケースからはみ出ているではございませんかっ!!
いや〜、この膨らみっぷりは感動です。

あと、細かいところですが新機種では、上部にかすかに焼き色が付くんですよね。
ほんのわずかな色なのですが、これがあるとないとでは、見た目が全然違います。
「新加熱構造」とやらの成果が発揮されていると思われます。

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高さを測ってみると、約13cm。
パナソニック取説と今回の多森レシピで比較すると、高さの違いはこのような感じ。

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材料のトータル量が多いんだからこの差は当然といえば当然ですが。

さて、外観はよしとして、重要なのは中身です。
しっかり冷ましてから(今回は半日置いときました)、スライスしてみました。

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こ、これはっ!!!!!
美しいキメ。ふんわりとした面持ち。
圧巻ビューテホーでございます!!!
(※下にある割れ目はパン羽根抜いた跡です。ご愛嬌。)

ちなみに前回レポの取説レシピのパンは、ほんの少しですがねとつき感があったのですが、今回はそれもずいぶん軽減されていました。

仕上がりの違いを並べて比べてみると、

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こんな感じで、多森レシピのほうがキメ細かく仕上がりました。
水温とか気温とか、そういう微妙な要因かもしれないので、レシピの違いの結果とは言えないのですが、たまたま今回はこのような結果となりました。

↓キメのアップ。

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味のほうですが、私のレシピは取説レシピよりかなり甘さ控えめになっています。
私はこのくらいの甘さが基本の食パンとしてはいいと思っていますが、甘いもの好きな夫は取説レシピのほうが好みのもよう。
甘さに関しては、お好みで砂糖を増やして頂いて大丈夫だと思います。


ということで、本日のレポートまとめ。

GOPANで「小麦ゼロ」のふんわりパン



の中の「基本の小麦ゼロのお米パン」レシピは、新しい機種SD-RBM1001でも使える。
入りきらない米粉20gをパンケースに入れる方法で。
これがかなりいい感じに仕上がる!!

(※ただし、メーカー推奨の作り方ではないため、自己責任の上でお願いいたします)


さて、基本のパンはできることが分かりました。
では、アレンジパンはどうなのでしょう?
具材の自動投入機能が新たについたため、この部分も要検証です。

しばし、お待ちください!!!

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★使う米粉によっても小麦ゼロゴパンの仕上がりはかなり変わってきます。今回のレポで使用したのはこのリファリーヌ。この米粉を使うと、山高に盛りあがったパンが可能。マイベイクフラワーは山型ではなく全体的に膨らみ、同様にキメの細かいふんわりパンになります。





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posted by 多森サクミ at 23:55| Comment(9) | 新機種検証

2013年05月15日

コンパクト&消音設計でリニューアルのGOPAN最新機種、SD-RBM1001で小麦ゼロゴパンを焼いてみた。


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ずいぶん長い間こちらのブログ。
更新が止まっておりまして、大変申し訳ありませんでした。
なんと、1年以上も更新していなかったなんて・・・。
時が経つのは早いっ!!

ところで、更新が滞っておりましたその間、大変なことが起こりました!
そうです、今年の3月。
ゴパン様が、どえらい全面的リニューアルで。
見た目も機能も新たな姿となって、降臨されたではありませんか。

新機種気になってたんですが、ようやく入手しました(とりあえずレンタルですが)。
いや〜、届いた箱はでかかったんですが、中においでましたゴパン様は旧機種に比べてかなりコンパクト!

↓ こんな感じ。

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旧機種は小型シュレッダーといった風貌でしたが、ニューゴパンの外観はかなりホームベーカリーに近づいてます。比較のため、隣に牛乳パック置いてみました。
一般的なホームベーカリーと比べるとそりゃまだでかいっちゃでかいですけれども。
でも横幅が狭まったことで、置き場所はずいぶん狭まったのではないでしょうか?
このブラウンカラーも、いわゆる茶色ではなく、ワインカラーがミックスされたような深い色。なかなかおしゃれさんです。

大きさとか機能なんかは、パナソニックのゴパンサイト見ていただくと一目瞭然ですが、

このリニューアルでわたくしタモリ、大変驚愕したことがあります。
なんと、

小麦ゼロコースの材料の分量が、大幅に変更されているのです!!

なんということでしょう〜!!!

このままでは、新機種で私のレシピ本
↓これ



が使えなくなってしまう・・・。

これは大変だー!ということで、なんとか本のレシピが活用できる方法をこれから模索してまいります。

「多森のGOPAN本のレシピは新機種で使えるのか?検証シリーズ」
これからしばらくお付き合いください!


さて。
さっそくですが検証シリーズ第1弾の今日は、こちらっ。

取り扱い説明書のとおりに小麦ゼロゴパンを作ってみよう!

まずはメーカーの言うとおりに作ってみないことには話になりません。

新機種と旧機種の配合を比較してみました。
(※旧機種は「上新粉」使用でしたが、新機種は「米粉」使用となっています)

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おーのー。全体量が、だいたい7〜8割減っているー。
なぜこんなに減ったのか?
その謎は、おそらくですが、たぶんこれ。

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今回のリニューアルの目玉機能、具材自動投入機能がつき(上のケース)・・・・。
そして全体のコンパクト化のデザイン変更に伴い・・・・。

グルテン・イースト容器がちっちゃくなっちゃったー!!

もうきっと、絶対これだ。
このせいだ。

だって・・・・。

米粉60gで・・・。

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もうケースにてんこもり状態!!
60gでぎりぎりなんですもの〜。

分量変更の理由がこれだと断言はできないんですが、もう見るからにそうですよね。
いやはや〜。
ちなみに、グルテンで作るほうは分量ほぼ変わってません。
グルテン50gなら、新しいケースでも余裕ですので・・・。

まあそんな感じで。
新しい配合で作ってみたわけでございます。

米パン羽根ですが、こちらもかなり改良されてます。

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3つに分解できて、ツルンツルンコーティングなのでお手入れもラクです。

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米パン羽根をパンケースにセットするのは以前と同じ。

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メニューボタンは必要最低限という印象。
メニューは番号で表示されるので、若干分かりづらいかな?
小麦ゼロコースは「4」を選びます。
のぞき窓がなくなったので、工程を眺めてなごむ、という楽しみはなくなりました。
でもちょこっと見たくなってミルの途中でフタ開けたら、ピーピー怒られちゃいましたけども。

ところで、皆さん気になるのは音だと思いますが。
ゴパンの音の大きさで、購入をためらう人が多かったと思います。
今回のリニューアル、この音の問題、半端なく大幅改善されてます!!
モーター音も、米を砕く音も、すんごい低減されております。
いや〜、こんなに変われるんだ。ってくらいです。
夫に言わせると、でもまあ、冷静に考えたらふつうのホームベーカリーよりはうるさいよね。
てな感じですが。
昔の音を知ってる人は驚くと思います〜。

そして焼けたのがこちら〜。

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7割小さくなってるものの、そんなにぺったんこなイメージはないです。
こんもり膨らんでおります〜。
香りもグッドですー。
上面にもほんの〜りですが焼き目が。

米粉はリファリーヌを使いました。
リファリーヌ×こしひかりの組み合わせ、こんな感じでこんもり山型になるんですよ〜。
今回室温は24度でしたが、この季節が一番安定したいいパンになりますね。
パンの高さはちょうど10cmでした。
7割減ってるにしては、かなり膨らんでるのでは???

そうそう、パンが焼けた後ですが。
旧機種ではパンをパンケースから取り出すと羽根もおしりにくっついて出てきて、羽根がついたまま横向きに置いて15分冷まし、その後羽根を取る、という作業がありました。
新機種はその作業がなくなってます!

パンケースごととりあえず2分ほど冷まして、その後パンを取り出します。

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そうしますと、このような具合に、羽根からするっと外れて出てくるのですー。
これもかなりの改良ポイント!

しかし残念なことが1つ。
おしりから外した羽根にくっついてるパンくず食べるの、結構おいしかったんですよね〜。
パリッとお焦げみたいになってて。
新機種はパン取り出したらすぐにケースに水を入れなきゃいけないことになってる(あとでお手入れを楽にするため)ので、あのおいしい部分は食べることができません。ちょっともったいない感!

焼けてすぐはスライスできないので、3時間ほど冷ましてからスライスしてみました。

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お〜。いい感じ。
上出来でございます。
仕上がり的には、旧機種と大きな違いは感じられません。

砂糖と油が若干増えた配合ですが、見栄えも食感も、同じような気がします。
味はやっぱり、ちょっぴり甘いかな?

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かみしめるほどに甘みが増して、もっちり感も楽しい、まさに新食感の小麦ゼロゴパンは、新機種になっても健在!

膨らみも若干アップしているのかな〜?

膨らみに関しては、米の品種、米粉の種類、室温、水温、...etc. によって変わってくるので判断が難しいところですが。
とにもかくにも、増粘剤も使わないでこんなにおいしいお米パンを作ってくれるゴパンさま。
やはり、あなたは素晴らしい!!!


さて、次回は、
「多森のGOPAN本のレシピは新機種で使えるのか?」シリーズ。
いよいよ検証に入ります。
せっかくのNEWゴパンさま。
小麦ゼロでも「アレンジパン」、色々楽しみたいですよね!

次回、こうご期待!!!







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posted by 多森サクミ at 15:02| Comment(0) | 新機種検証

2012年02月05日

画期的すぎる米粉「シルキースノウ」でふんわり小麦ゼロゴパン

本日は、このところワタクシ、衝撃を覚えております米粉、「シルキースノウ」のレポです。
どんな米粉かというと、こんな米粉です

こちらの写真は、小麦ゼロコースで、レシピの米粉を「シルキースノウ」で作ったものです。

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これがまた。
いや〜。今までで一番小麦のパンに近い食感のものができました。
膨らみ方も半端ないっす。冬なのに。
粉投入ケースのフタまで生地がモリモリ盛り上がるー。
だまって出したら、小麦のパンと思って食べる人もいそうです。
なんていうんでしょう、そう、弾力が違うんですよね、他の米粉で作ったのと比べて。

 ★今回の配合は以下
 ┃白米320g+水=630g、砂糖27g、塩7g、菜種油12g
 ┃シルキースノウ80g、ドライイースト5g

シルキースノウに関するニュースの記事を見てると、「たんぱく質を徹底除去してる」とか「純粋なデンプン」とか、そういうキーワードが出てきます。
そうなんです!
この米粉、水と混ぜると、まるで「片栗粉」なんです!!
片栗粉って水と混ぜるとなんかこう、抵抗してくるじゃないですか、底のほうの沈殿物みたいなやつが。この米粉も、混ぜても混ぜてもあの抵抗してくる奴がいるんです。

非常に興味を注がれたので、私、研究所の方に質問をしてみました。
すると、とても丁寧にお返事くださいました。
「この米粉はタンパク質を大幅に除去しており、ほぼコメデンプンとなっているので、従来の米粉より、生地の保形性がなくなっていると思います。」

ちょー納得です。「米デンプン」・・・・。

デンプンてことは、米粉100%でホロホロクッキーできるかも!?
と思ってスノーボールクッキー作ったら。これまた不思議な食感と口どけでびっくり。
後日また詳しくレポします。

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そんな「シルキースノウ」。残念ながらまだ一般発売されておりません。
業務用を業者に卸してるのみのもよう。
このへん、予定なども含め、販売元さんに確認のうえ、こちらでまた報告させていただきます。
しばしお待ちを!!!

※炊飯器米粉パンの試作もやりました。こちらも後日詳しくレポUPします。


posted by 多森サクミ at 01:28| Comment(6) | 米粉について