2011年10月10日

白神こだま酵母で、小麦ゼロ・ゴパン


 おかげさまで、今月無事発売となりました、
 ← GOPANで「小麦ゼロ」のふんわりパン。

 昨日近所の本屋に行ってみたところ、きゃあ。
 平積みされているー!


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あまりにもマニアックな内容なので、本屋さんに並ぶのは厳しいかなと正直思っていたのですが、うれしかったです。
ありがとうございます。

さて、本の中では、「基本の小麦ゼロパン」ということで、冒頭で以下の食パンのレシピを載せています。

1、基本の小麦ゼロのお米パン
2、上新粉でよりふんわり作る 小麦ゼロのお米パン
3、白神こだま酵母で作る 小麦ゼロのお米パン

の3種。

1は、上新粉ではなく「製菓用米粉」を使ってふんわり作るレシピ。
2は、製菓用米粉が手に入らない人のために、スーパーで入手しやすい「上新粉」と「コーンスターチ」を使ってふんわり作るレシピ。
3は、白神こだま酵母で、手軽に酵母を変えて楽しむためのレシピ。

こだま酵母の場合、通常のドライイーストに比べて発酵がゆっくりです。
予備発酵させて酵母を活性化し、途中で加える方法も試しましたが、投入に合わせて酵母を準備するのは緻密な計算が必要になり、毎日作るには現実的ではありません。

本では、通常のドライイーストと同様に、自動投入ケースに米粉と一緒に酵母をセットする方法にしました。

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こだま酵母で作ってみたいという方、写真のとおり、こだま酵母をそのまま7g、自動投入ケースに入れて作ってみてください。
ふんわりさせたい場合は製菓用米粉(マイベイクフラワー、リファリーヌ、共立食品米の粉)で。

高さはあまり出ませんが、こだま酵母の香り満載のおいしいパンができます。
高さが欲しい、という場合は、いつもよりすこーしだけ水温を上げてみるといいかもしれません。
(真冬の場合はけっこう思い切って温度を上げていいような気がしますが。このへんはまだ真冬に作ったことがないため、断言できず、すいません)

暑くも寒くもないこの季節。
ゴパンを仕込むには、絶好のタイミングです〜。

posted by 多森サクミ at 17:27| Comment(4) | ふんわりのコツ

2011年08月20日

上新粉+コーンスターチでふんわり


ふんわりさせるコツの一つとして、米粉の一部をコーンスターチに置き換える方法があります。
たとえばこの写真。

110820_joshinko.jpg

この2つ、いずれもスーパーで買った「上新粉」を使用しています。
でも、左のものは上部が陥没しています。キメも粗く、ねっとりしていました。
右のものはキメもそろってナイス仕上がり。

この日は室温24度。
水は冷水ではなく、水道水をそのまま使用しました。

室温が高い日に小麦ゼロコースで冷水を使わないなんて失敗への王道!!
しかもただでさえ失敗しやすい上新粉。
しかし右のものは成功です。

秘密はもうお分かりでしょうか。
上新粉の一部をコーンスターチに置き換えてるからなのです〜。

この「一部をコーンスターチに置き換える方法」ですが、色々と使い勝手があります。
上新粉使用の時におすすめなのはもちろん、

・製菓用米粉を使っても食感がねっとりしちゃう(米粉の選択ミス)。
・粘りの強いお米を使った。
・なんか具を混ぜてアレンジパン作ったらキメが粗くなっちゃったんですけど。

みたいな場面で、粘りを抑え、キメをそろえてくれる効果があります。

詳しい配合は現状まだお伝えできず、すいません。
一点注意しなければいけないのが、コーンスターチを使用した場合、水分量を少し減らす必要があります。

製菓用米粉なんてスーパーで売ってないし。上新粉でふんわりパン作りたいんですけどー。という方におすすめの方法です。


posted by 多森サクミ at 11:33| Comment(0) | ふんわりのコツ

2011年05月24日

製菓用米粉でふんわり度アップ!

炊飯器米粉パンのブログにゴパンのレポートを書いていましたが、ゴパン関連の記事が続きそうなので、こちらに引っ越しすることにしました。

そちらで最初に書いた記事が今回の記事になります。


さて、初回のレポートはもちろんこれがテーマです。
そう、それは・・・・

「ゴパンで、小麦ゼロの“ふんわり”パンは焼けるのか!!??」

これにつきます。

そして、なんとなくやって以外にもすぐできてしまったのがこちら↓

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基本的なレシピはお米と上新粉で作るのですが、実はこれ、レシピの「上新粉」を「製菓用米粉」に置き換えただけです。
この写真は「マイベイクフラワー」使用のもの。

リ・ファリーヌ」でも同様に焼けました。
こちら↓

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頭が白いのは小麦ゼロコースのチャームポイント?です。

注目ポイントは、高さが13cmある!!!
というところです。
上新粉で焼くと、がんばってだいたい10cmくらいでしょうか。
なんと13cmというのは、グルテン入りゴパンの高さと同じレベルでございます。

米粉替えただけなのに、びっくり!

上新粉でも充分ノングルテンパンとしては上出来レベルで最初驚いたのですが、さらにその上を行くこのふんわり感。
ゴパン恐るべし!!!

味も食感も、マイベイクフラワーとリファリーヌでそんなに違いは感じませんでした。
↓断面を見てもほぼ同じ雰囲気。

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もちろん、グルテン入れて作る普通のゴパンに比べたら、ノングルテンの米粉パンに慣れていない方にとってそれほど「うまい!!!おかわりっっ!!!」というものではないかもしれません。
がしかし、増粘剤などの添加物も加えずに米100%でこの仕上がり。ノングルテンパンの中では非常においしいレベルだと思います。

ただ、何も混ぜないシンプルなパンは比較的安定して焼きあがるのですが、何かミックスしちゃうとまあ、それは残念な物体ができることできること・・・。
アレンジしてミックスパン作るには、かなりの注意が必要です。
そんな数々の失敗を、これからまた少しずつご紹介していきたいと思います。

とりあえず現時点でお伝えしたいことその一。

「はちみつはやめておけ!!!!」


posted by 多森サクミ at 15:20| Comment(5) | ふんわりのコツ